出会い

リサイタルとは一言で言っても、東京の中央で行うオペラシティ公演は私にとってとても意味のあるものでした。
これまで何度も回を重ねてきたリサイタルですが、いつも皆さんの熱い応援に感動をもらっています。
本当にありがとうございます。

今回は難曲が多いなか、新曲もあり、なかなかハードな内容でしたが
音楽としての流れや内容は興味深く仕上げてきました。
音楽の持つ力がここまで私を連れてきてくれたのだと思います。
一曲目にもってきたプロコフィエフのヴァイオリンソナタ(フルートソナタ)はこの一年間かけて勉強してきました。
不思議とこのような難曲はやればやるほどまだまだできる気がしてきてまう、それだけ伸びしろが大きい曲だということで長い時間を共有するに値する分身のような曲だなと感じています。まだこれからもどんどん演奏してゆきたい曲の一つとなりました。
今回は大学の先輩である「博士」の名で有名な佐藤淳一先輩に楽譜をお借りしてまたそれから自分なりに編曲して演奏いたしました。サクソフォンと原曲の良さが引き出せるように・・・。

また、11月24日にパリ管弦楽団のフルート奏者のヴァンサン・リュカ氏のマスタークラスを受講し、かなり良いアドバイスを受けました。

「マダム、サクソフォン!吹きすぎ!落ち着いて!笑」
というわけで、静かに自分の音に耳を澄ましてゆっくりpで練習。

という課題をいただき、日々その訓練にいそしみました。15326360_1374441232566740_6560588455951303665_n.jpg

(終わった後の方が愛着が沸きます。笑)

(いつも不思議がられますが私は何度もフラジオを練習しても何時間どれだけ練習しても口がまったく痛くならない、まさに「鉄の唇」を所持しているようです。笑)
この曲の魅力、決めて、は一楽章の冒頭、3楽章、で恋に落ちるかどうか。
がカギとなります。
初めてコンサートに来たお客様、寒い中わざわざ駆けつけてくださったお客様に、最初に聴かせる「音」は一番最高の音色にしたい。(最初に聴かせる音が「チューニング」では悲しすぎます)
そんな想いの「㋛ー」でした。
私が初めてこの曲をサクソフォンで演奏するのを聞いたのが2007年フランス・ギャップの講習会でクリスチャン・ヴィルトゥ氏の演奏です。冒頭で、彼の世界観が、わぁーっと広がっていったのを覚えています。こんな難しい曲絶対吹けない!とあの頃は思っていました。あれから約10年・・・。

リサイタルが開演するまでは自分の想いが溢れだしそうで満タンのタンクを、いかなる方法を使ってでも、あんなことこんなことを表現したくて、終焉したときはお客様から溢れんばかりの愛情をいただいて・・・。

不思議とリサイタルが終わった今、疲れているはずなのにどんどんアイディアが沸いてきます。
さて次はどんな舞台にしよう?
にやけが止まりません!

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塙美里サクソフォン・リサイタル~E.ピアフを讃えて~終演のご報告

先日12月9日に東京オペラシティにて無事に塙美里サクソフォン・リサイタル~E.ピアフを讃えて~を終焉いたしました。
このプロジェクトにご協力いただいた皆様誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

今回いらっしゃってくださったお客様の9割が初めましての方ばかりで中でも「初めてサクソフォンの演奏会にきました」という方も多くいらっしゃいました。
新しいお客様との出会いはとてもうれしいです。
毎朝毎晩私のCDを家で聴いてくださっていてもなかなかライブのタイミングが合わず今回やっと生で聴けて感動しました!
と言ってくださる方や、涙が止まらなくて困った。。。と言ってる方。。。
直接の感想を聞くことができ嬉しくおもいます。


毎回思うことですが(今回は特に)舞台まで本当に神経質にキリキリしながら準備を進め、当日もぎりぎりまで調整を重ねての本番でした。生きる=音楽がすべての私にとってはこれが当たり前のことですが、自分に対すると願望と期待といろいろな感情が混じる中現すことのできた音・音楽をお届けいたしました。

そんなたくさんの事が頭にありながら私たちは、皆音楽家はそうかもしれませんが舞台に立つと、ふっと落ちついた気持ちになれます。全てがゼロの状態になり冷静になれ、又お客様の愛情を充分に感じる瞬間です。熱い気持ちを貰って元気になれ、癒されます。その感情はスタッフの皆さんの愛情も同じです。
舞台への準備が究極までいくとストレスを感じたりするのにもかかわらず、舞台に立つと、ああ、生きててよかったな。と思うので不思議です。

今回はロサンぜルスから新曲を書いてくれたニッキー・ショーン氏が駆けつけてくれてリハーサルからお付き合いいただきました。
彼女は若干24歳の才能溢れる若手作曲家です。
最初はつかみどころの無いような曲で戸惑うこともありましたが今は鼻歌で全部出てくるくらいになりました。笑
当日はニッキーの曲「ミラクル・マイル」に対するお客様からの反応がとても熱いもので
アンケートには「ニッキーの曲をまた聴きたい!」「ニッキーの曲は都会的でとてもセンスが良かった!」など
嬉しいコメントがたくさんありました。
彼女に伝えたらとても喜んでいてご機嫌でした。
ありがとうございます。

6月のアメリカツアーから半年もたたないうちに日本で再会できるなんて本当に素敵な出会いに感謝です。
一見きゃぴっとしたギャルに見えますが落ち着いていて非常に頭がよく、センスがあり、かわいらしく、今回もまたお互い音楽の事について話したら止まらないくらいの情熱をもった子でした。面白い曲を教えあったりしました。
そしてwifiが無いのにも関わらず、住所を教えたらどんな辺鄙な場所でも時間より前に約束の場所に来ているが出来驚きでした。
(3月にお世話した誰かさんとは大違い。笑)

ニッキーの新曲はこちら
ニッキー・ショーン:ミラクルマイル


*ニッキー・ショーン:ミラクルマイル
「私は今年の6月アメリカのプロジェクト・サウンドツアーにおいて彼女と一緒に仕事をし、彼女のテクニックと才能に驚きました。特に叙情的な彼女の音色は群を抜いて素晴らしいです 。この曲はピアノパートはアクティブでリズミカルな動きを通してサクソフォーンラインをサポートするように作曲しました。断片はロサンゼルスの2016年の秋に書き上げています。私はその頃ニューヨークからカリフォルニアに引っ越したところで、私の家の近所の高級商店街にインスピレーションを与えられました。このプロジェクトのための驚異的なリーダー、塙美里の演奏に大いに期待したいです。」ニッキー・ショーン www.nickysohn.com

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3日前のリハーサル

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ニッキーありがとう!

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リサイタル後記は次回へつづきます→
プロフィール

塙美里

Author:塙美里
塙美里(サクソフォン)茨城県出身 

高度な技術を伴い、謙虚なひたむきさと情熱を持つ先進的なコンサートサクソフォニスト。2007年前田記念奨学生奨学金を授与され渡仏。2008年U.F.A.M国際音楽コンクール室内楽部門を審査員全員一致の第1位で優勝。(フランス)併せて審査員特別賞受賞。2011年レオポルド・ベラン国際音楽コンクール第1位受賞。2010年第8回パドパ国際音楽コンクールヴィルトゥオーゾ部門ディプロム取得。(イタリア)2011年第3回スタンジェル国際音楽コンクール第3位受賞。(スロベニア)その他、海外の様々なコンクールで入賞。フランス国立セルジー・ポントワーズ音楽院をサクソフォン科、室内楽科、共に最優秀の成績で卒業。カンブレ音楽院最高課程を審査員満場一致の称賛付きの首席で卒業。パリ13区モーリス・ラヴェル音楽院室内楽科で研鑽を積む。2010年にカンブレ音楽院教授ジュリアン・プティ氏の助手を務める。これまでにサクソフォンを原博巳、ジャン=イヴ・フルモー、ジュリアン・プティ、クリスチャン・ヴィルトゥ、ベアトリス・レイベル女史の各氏に師事。



その独特の煌びやかな音色と独創的な音楽性で国内外のリサイタルは満員の会場を湧かせている。所有するレパートリーは計り知れない。 ダニール・トリフォノフ氏(2011年チャイコフスキー国際コンクール優勝、グランプリ受賞)、フランス人作曲家A.ナルボーニ氏による日本初演作品を発表。現田茂夫氏指揮、日本センチュリー交響楽団とJ・イベールの協奏曲を大阪ザ・シンフォニーホールにて共演。ウィーンフィルの拠点の楽友協会にて現地のオーケストラとサンサーンスの序奏とロンド・カプリチオーソを共演。NHK-FMリサイタル・ノヴァ、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに出演。アメリカ、ヨーロッパ各地、アジア各国でソロ・リサイタルを開催。

現在、尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマ科講師。





2014年10月にオクタヴィアレコードより待望のデビュー・アルバム「エディット・ピアフを讃えて」をリリース。(世界初録音収録曲有り)発売日に予定枚数を完売し大きな話題を呼んだ。

塙美里公式ホームページ
http://misatosax.wix.com/misatosax-
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