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ショパコン後記~ルーカス・ゲニューサス編~

Lukas Geniusas。この人を語るにはかなりの時間を必要とします。
この人は祖母がVera Gornostaevaというあの有名なピアニストで、その昔NHKの「ピアノで名曲を」という番組の講師を務めていました。小学生の私は少しだけ夜更かししながら母とビールと蜜柑で良く見た物です。(母はビールで私は蜜柑を食べながらという意味)
見るうちにゴルノスタエヴァ先生が好きになり、毎週楽しみにしていたのを思い出します。
家に「ピアノで名曲を」のゴルノスタエヴァ先生が表紙の雑誌があります。その頃出演していた生徒さん達、今当に大物になっていますね。自分は蜜柑なんて食べいる場合じゃなかった!汗

最初にLukasuの事を知ったのは勿論このショパンコンクールで。
しかし、オンラインの過去の一次を見てから、「この人本選まで絶対行くだろうな」と思って、密かに応援。
ロシアの大地のような大きくて土臭い、どこかとても暗く、重く、そして男臭い部分も残す、若い部分も。
どこかとても魅力的で吸い込まれていく音楽。
ロシア勢。とても表情がある意味豊すぎて、ちょっと面白い。
しかし、本人は全て分析で音楽を作っているそう。
分からなくもない、絶対ヒートアップしすぎない演奏は、人によっては少し冷たく感じてしまうかもしれません。

そんなルーカスですが、祖父、父、母、全て有名なピアニストなのです。
素晴らしすぎる環境とは裏腹にその重圧はいかばかりな物かと思います。

印象に残る言葉はインタビューでは常に「自分は普通の人間だから・・・・」と答えています。
「自分は普通の人間だから他の幻術にも興味がある。今回はっきり言って1位を獲ろうとなんて全く考えていなかった。朝起きて寝るまでずっと毎日練習練習。このショパンコンクールまでコンクールが続いていてこのままだとコンクールシンドロームに陥りそうだった」と語っています。
そして、「例えコンクールで獲っても祖母の影響だろうと周りに囁かれ、(母もそうだったから)でも、今、母は言われなくなった。自分もそのうち言われなくなるだろうから。必ず」と。
なんて、意味深な発集でしょう・・・。

彼はまだ今20歳。とは思えぬ程の逞しさと、精神力。

彼はSan Marinoのコンクールで2位を獲っていてその時の1位がダニエルなのです。
写真を見ると二人ともとても仲良しみたいです。その前にはソルトレイクのコンクール。コンクール三昧ですね。

ルーカスの演奏聴けます。私は特に3次予選の演奏をお勧めします。
http://konkurs.chopin.pl/en/edition/xvi/video/14_Lukas_Geniusaslukas.jpg

これはガラコンサートの様子。わざとワルツを外してみたり、おちゃらけ満載でした。
これくらいやっちゃってもいいよね。頑張って来たんだもの。と思わずにはいられない。

lukas2.jpg

最初、一次の演奏前。

lukas3.jpg

本選のコンチェルト。しっかりとどっしりとした演奏。この人は誰に媚びる事も無い芯が強く、温かい演奏もする。もう逃げ場の無い立場も何故か痛いくらい伝わってしまう。

今この時期は、入賞者は皆そうですがヨーロッパ各地で特にワルシャワで演奏会が行われています。
モスクワに帰ったのもつかの間。ばたばたとヨーロッパを弾き渡り、機会があれば私も駆けつけて実際生で聴いてみたい。と思っていたのですが、先週の演奏会はルーカスは病気で演奏会キャンセルとの事。よっぽどだったのでしょうね。どんなにか、大変な思いをしてきたのでしょうね。
ワルシャワは沢山のコンテスタントの思いを残して、今はもう冬が来ています。
黄金の季節はあっと言う間に終わり。
切ないですね。

Luksa geniusas

1990年 7月1日モスクワの音楽一族の家に生まれる。
モスクワ音楽院でヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。
2010年 ショパンコンクール第2位入賞。2次での演奏にポロネーズ賞

official
http://www.musicperformers.lt/vid.php3?lang=lt&menu_id=3&at_id=214
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プロフィール

塙美里

Author:塙美里
塙美里(サクソフォン)茨城県出身 

高度な技術を伴い、謙虚なひたむきさと情熱を持つ先進的なコンサートサクソフォニスト。2007年前田記念奨学生奨学金を授与され渡仏。2008年U.F.A.M国際音楽コンクール室内楽部門を審査員全員一致の第1位で優勝。(フランス)併せて審査員特別賞受賞。2011年レオポルド・ベラン国際音楽コンクール第1位受賞。2010年第8回パドパ国際音楽コンクールヴィルトゥオーゾ部門ディプロム取得。(イタリア)2011年第3回スタンジェル国際音楽コンクール第3位受賞。(スロベニア)その他、海外の様々なコンクールで入賞。フランス国立セルジー・ポントワーズ音楽院をサクソフォン科、室内楽科、共に最優秀の成績で卒業。カンブレ音楽院最高課程を審査員満場一致の称賛付きの首席で卒業。パリ13区モーリス・ラヴェル音楽院室内楽科で研鑽を積む。2010年にカンブレ音楽院教授ジュリアン・プティ氏の助手を務める。これまでにサクソフォンを原博巳、ジャン=イヴ・フルモー、ジュリアン・プティ、クリスチャン・ヴィルトゥ、ベアトリス・レイベル女史の各氏に師事。



その独特の煌びやかな音色と独創的な音楽性で国内外のリサイタルは満員の会場を湧かせている。所有するレパートリーは計り知れない。 ダニール・トリフォノフ氏(2011年チャイコフスキー国際コンクール優勝、グランプリ受賞)、フランス人作曲家A.ナルボーニ氏による日本初演作品を発表。現田茂夫氏指揮、日本センチュリー交響楽団とJ・イベールの協奏曲を大阪ザ・シンフォニーホールにて共演。ウィーンフィルの拠点の楽友協会にて現地のオーケストラとサンサーンスの序奏とロンド・カプリチオーソを共演。NHK-FMリサイタル・ノヴァ、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに出演。016年6月にはアメリカ、ウエスト・ヴァージニア大学にてソロ・リサイタルを開催予定。





2014年10月にオクタヴィアレコードより待望のデビュー・アルバム「エディット・ピアフを讃えて」をリリース。(世界初録音収録曲有り)発売日に予定枚数を完売し大きな話題を呼んだ。

塙美里公式ホームページ
http://misatosax.wix.com/misatosax-
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